Optitrack 最新バージョン Motive3.2機能紹介
モーションキャプチャOptiTrack基幹ソフトウェア「Motive」の最新バージョン「Motive 3.2」がリリースされましたので、注目のアップデート内容をご紹介いたします。
「Motive3.2」では、スケルトンの再調整のオプションの拡張やEditモードでのマスキングなどの新機能に加え、ソルバー品質やフレームがドロップする問題なども大きく改善されました。
なお、Beta版をご利用の際は、予期せぬ動作や不具合が発生する可能性がありますことをご了承ください。
PICK-UP>>Motive3.1 機能強化
- ボーン位置の再調整機能:同一アクターに対し1つのスケルトンを利用し続けることが可能
- Editモードでのマスキング機能:計測後の後処理でのマスク処理が可能
- ソルバークオリティの強化:より美しいスケルトントラッキングが可能に
- XMLキャリブレーションファイルの追加:判読可能なキャリブレーションファイル
- フレームがドロップする問題の改善
- 取得データの事前設定:必要なデータのみを計測可能
- PrimeX 120カメラのピクセルサイズが拡大:より高い精度を実現
- ビデオエクスポート容量の増加:分割最大容量が20GBにアップ
- Motive3.1 機能強化一覧(詳細)
ボーン位置の再調整機能:同一アクターに対し1つのスケルトンを利用し続けることが可能
スケルトンの再調整オプションが拡張されました。
Update from Selection機能には、スケルトンに定義されるマーカー位置のみを更新する機能が含まれるようになりました。これにより、ボーンを再スケーリングせずにスケルトンのボーン位置を再調整し、同一アクターに対してスケルトンを再作成することなく、1つのスケルトンを利用し続けることができます。
マーカーの位置とボーンのスケーリングの両方を更新するオプションも引き続き使用可能です。
Editモードでのマスキング機能:計測後の後処理でのマスク処理が可能
計測後のデータに対し、後処理にてマスク処理が可能になりました。
これにより頻繁にRayが切り替わるカメラとマーカーの関係を遮断し、Rayの切り替わりによる座標のスパイクを抑えることができます。
また、ノイズに対する処理としても有効です。この機能を利用した後、リコンストラクト処理をすることでデータに反映されます。
ソルバークオリティの強化:より美しいスケルトントラッキングが可能に
肩の回転や指のマーカーセットに関するソルバークオリティを強化しました。
計算機構が改善されたことにより、より美しいスケルトントラッキングが可能になりました。
XMLキャリブレーションファイルの追加:判読可能なキャリブレーションファイル
判読可能な XML キャリブレーション ファイルを (.mcal) ファイルとして追加しました。手動での修正や内容の確認が可能です。
これらのファイルには、研究プロジェクト用の OpenCV 互換のレンズ固有情報も含まれています。
フレームがドロップする問題の改善
大量のデータを転送することによりフレームドドロップする問題が改善されました。
Motive3.Xシリーズで発生しやすくなっていた負荷によるフレームドドロップが修正されたことにより、より簡単に計測とデータ管理が行えるようになりました。
取得データの事前設定:必要なデータのみを計測可能
「Settings」に取得するデータの設定項目が追加されました。
剛体のみを目的としたトラッキングを行う時にはUnlabeled Markerを計測対象から外して計測することができます。
PrimeX 120カメラのピクセルサイズが拡大:より高い精度を実現
PrimeX 120カメラの最大ピクセル数を調整し、最大128 x 128サイズのオブジェクトで計測できるようになり、より高い精度を実現しました。
ビデオエクスポート容量の増加:分割最大容量が20GBにアップ
ビデオエクスポートの容量が最大20GBまで増加しました。
これまで、長時間計測などで容量が大きいファイルは自動的に2GBごとで分割されていましたが、20GBまで増加したことでファイルの管理を行いやすくなりました。
Motive3.1 機能強化一覧(詳細)
アクティブ
- センサー フュージョン バンプ補正
インパルス補正角度などの高度な「 IMU sensor fusion controls(IMUセンサーフュージョンコントロール)」を追加しました。これらのプロパティは、特に突然の衝撃や反動などのエッジケースを処理するのに役立ちます。 - センサー フュージョンの進行状況インジケーター
セットアッププロセスを支援するために、IMUと光学アライメントの進行状況インジケーター要素を追加しました。サンプルが100%収集されるまで、アライメントのためにデバイスをいつ回転させ続けるべきかが視覚的に示されます。 - 「Active devices」のDevicesペインに新しい列とコントロールが追加されました。
- 「Active Debugging section」のInfoペインにアライメント品質インジケーターを追加しました。
- 現在接続されているLEDの数を表示するタグデバイスの「debugging property(デバッグプロパティ)」を追加しました。
- アクティブデバイスのDeviceペインの既定のプロパティビューが改善されました。
- 一部のアクティブな製品にグループID値を割り当てる機能が追加されました。
- 複数のアクティブデバイスにグループID値を自動的に割り当てるための自動グループボタンが追加されました。
- グループIDがActive Pattern Depthプロパティより大きい場合に警告が表示されるようになりました。
- Kistler Force PlatesがDataServer.dllで動作しているかどうかを確認するログメッセージが少し改善されました。
エクスポート
- 判読可能なキャリブレーションファイル
判読可能なXMLキャリブレーションファイルを (.mcal) 追加しました。これらは手動で変更または確認することができます。これらのファイルには、研究プロジェクト用の OpenCV 互換のレンズ固有の情報も含まれています。 - ビデオ エクスポートのファイルサイズの増加
ビデオエクスポートの最大ファイルサイズは、より大きなビデオファイルやマシンビジョンアプリケーション向けに最大20 GBになりました。 - カメラデータをCSVファイルにエクスポートする機能を追加しました。
- CSV エクスポートに親/子のボーン関係を追加しました。
- Motiveには、CSVエクスポートでマーカーまたはアセットのエラーメトリックをエクスポートするオプションが追加されました。
- FBXバイナリエクスポーターにマーカーを「光学マーカーデータ」としてエクスポートするオプションを追加しました。
- FBXバイナリエクスポーターでマーカーギャップをシーンの原点に移動するオプションを追加しました。
- C3Dにエクスポートするときに、マーカーあたりの最大文字数を127に増やしました。
- JSONキャリブレーションエクスポートを追加しました。
- 24Hzタイムコードを使用する場合、C3DエクスポートにFILM指定を追加しました。
プロパティと設定
- リジッドボディプロパティに「Sensor Fusion(センサーフュージョン)」セクションを追加しました。
- Flex 3およびSlim 3U カメラ シリーズでは、Exposureにマイクロ秒(µs)を使用するようになりました。
- Flexカメラに「Continuous Illumination」プロパティを追加し、常時オンの赤外線LEDを使用できるようになりました。
- 継続する最小Rayの最大数を10に増加しました。
- 「Default Joint Diameter」と「Default Joint Length」を更新し、スケーリングにメートル(m)を使用するようになりました。
- システムのキャリブレーション中に最小マーカーサイズと丸みを設定するためのプロパティが追加されました。
- Settings > Views > Graphs options.をクリーンアップしました。
- Deflection Ratioを非高度なプロパティに変更しました。
- 詳細プロパティとして「Firmware Version」と「Logic Version」を追加しました。
ビルダー
- HMDクリップツールXMLファイル
HMDクリップツールを変更し、外部XMLファイルを読み込んでカスタムモデルを作成できるようにしました。 - 「Marker(マーカー)」と「Origin(原点)」の追加オプションを含む「Align to ...(...に位置合わせ)」ドロップダウンを追加しました。
- サポートされているHMDクリップツールオプションとして「HTC Vive Focus 3」クリップを追加しました。
- サポートされている HMD クリップ ツール オプションとして「XR-4 Steam Clip」を追加しました。
NMotive / Motive バッチプロセッサー
- NMotive のビデオエクスポーターに「Last Frame」オプションを追加しました。
- NMotive のマーカー名セパレーターを変更するためのオプションがFBX Binary Exporter(FBXバイナリエクスポーター)に追加されました。
- FBX Binary Exporterに、マーカーを「Optical Marker Data」としてエクスポートするオプションを追加しました。
- FBX Binary Exporterに、マーカーギャップをシーンの原点に移動するオプションが追加されました。
Motive API
- Motive APIのキャリブレーションワンドの長さを指定する機能を追加しました。
- Motive APIにワンドのサンプルのレンダリング場所を取得する関数を追加しました。
- Motive APIを介してトラッキングバーにキャリブレーションをアップロードする機能を追加しました (特定のハードウェア状態でのみ機能します)。
- キャリブレーション状態の取得に改善を加えました。
- eSync2の出力ポートを手動でオンにする機能を追加しました。
- ライセンス関連またはデバイスが接続されていない場合の失敗ケースが改善されました。